神に従い続けた片山進悟牧師 召天

 

桜ヶ丘キリスト教会の牧師、片山進悟先生が昨晩10時に天に召されたことを本日、聞きました。

 

今年に入り、癌が見つかり、自宅療養と病院治療を行い、だいぶ弱られているのは聞いていましたが、突如の訃報に驚きと悲しみを隠しきれません。

 

 

桜ヶ丘教会は、西大寺キリスト教会の伝道所であり、クロスロードチャーチも独立する前、私も片山先生といっしょに西大寺キリスト教会の長老会に出席していた戦友でもあります。

 

 

 

2016年11月の中国四国の牧師修養会で、いろいろ話をしたのを思い出します。

 

また、同月に、東岡山キリスト教会で行われた中国四国の教会会議(宣教区会議)で、片山先生がメッセージをしたのを思い出しました。

 

とても心に響いたので、その直後の日曜のメッセージで、片山先生の証を引用しました。

 

 

以下が、原稿です。

 

 

 

 

「先日、宣教区会議が行われ、西大寺教会の伝道所、桜ヶ丘教会の片山牧師のメッセージを初めて聞きました。

 

幼い頃に、自分はお国のために空で命を使いたい、と思った片山先生は、自衛隊に入ってパイロットになります。

 

わずか2年の間に、十数件の事故が発生し、多くの仲間が亡くなったりしたそうです。

 

いろんな経験をして、そこから献身し、ウィクリフの働きに携わります。

 

 

 ウィクリフというのは、聖書翻訳と識字教育のミニストリーです。民族、部族レベルにまで聖書が翻訳されて、すべての人が聖書を読めるようにというとても重要な働き。

 

なので、小型飛行機を頻繁に使うわけです。

 

片山先生は、ウィクリフのパイロットとして、主に仕えていました。

 

 ところが理由はわかりませんが、ある日、突然道が閉ざされて、「空で命を使いたい」という夢が消えた。途方にくれたそうです。

 

幼い頃から、ヴィジョンをいただいて、パイロットになり、具体的に神様のために働くことができたのに、空で命を使い果たせないと知った時に、本当に獣のようにわきまえもなく、もう沈んだそうです。

 

 苦しんで苦しんで、みことばを読みまくり、祈った末に、このみことばが与えられました。

 

 

 「神はこんな石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことができる」(ルカ3:8)

 

 

 能力も経歴もスキルも神の前で、意味を持たない。他に優秀なパイロットはいくらでもいるし、必ずしも自分でなくてはならないことなんかないんだ。ただ、神様が私を選んでくださったんだ。

 

 神の前で、自分の何かを誇るのでなく、神が私を造ったので何かができるんだ。

 

そこに深く気づいた時に、新しく牧師としてのヴィジョンを与えられ、40過ぎて神学校に行き、今、牧師として新しいスタートを切って、主に仕えています。」

 

 

 

 

 

片山先生は、牧師になって、まだ数年。新会堂が2010年に建ち、これからという時に、天に召されたことを考えると、「なぜ」という気持ちが湧き起こります。

 

人間的に「まだ数年」、「短い期間」と思ってしまいますが、しかし、神様の視点では、地上で大きな働きを成し遂げたと信じます。

 

 

どんな状況になっても神に従い続けた片山先生のスピリットは、多くの人に受け継がれ、そして蒔かれた種がこれから実になり、神の栄光が現れるのでしょう。

 

 

 

その桜ヶ丘キリスト教会が、このことによって折れることなく、ますます神の国の働きが前進することを祈ります。

 

 

そして、ご遺族の上にイエス・キリストによる慰めと平安がありますように祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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