2016.10.29 Saturday
原則 vs 方法論(2)「なぜ原則なのか」
前回、方法論は、その人、その地域性などが強く関連するので、必ずしも成功した人と同じことをやっても、同じ効果が現れるとは限らないという話をしました。
でも、原則は学ぶべきという話です。
例えば、有名な本でコヴィー著の「7つの習慣」という本があります。
これは、原則の本です。
最近よく「Win-Win」ということを言われていますが、その由来となった本です。
そのWin-Winの関係という原則は、ある会社だけでなく、教会だけでなく、人が集まるコミニュティーにはどれにも当てはまることなのです。
誰かが負けて、誰かが勝つ。誰かが損をして、誰かが得をするという関係はずっと続きません。
もう一つ、教会として例を挙げるなら、「弟子訓練」も方法論ではなく、原則の一つです。
エドモント・チャン師は、「教会は神から大宣教命令を託され、それは弟子を生み出すことを通して、世界に広がっていく」という聖書的な原則を教えてくれています。
原則なので、世界のどの教会にも当てはまるのです。牧師の性格や地域性、時代性は関係ないのです。
アメリカで著しく成長を遂げた教会に感銘を受けて、同じことを日本のある地方でやったとしても、ほとんど同じ結果にはなりません。
それは、方法論を真似ているにすぎないからです。
クロスロードチャーチでやってることを紹介してください、と言われることがあります。
パワーポイントで画像を使いながら、いろいろな活動をお見せしますが、この「原則と方法論」によれば、
他の教会がクロスロードチャーチと同じことをやっても、あまり効果がなかったりするのです。
この原則と方法論を見極めたいものです。なんでもかんでもセミナーに参加する必要はありません。
どんなことをすればいいのか、と迷った場合、多くの方法論を知って、自分と地域にマッチするのを選んでみたらいいでしょう。