2023.03.24 Friday
出版への道のり〜#20「大きな夢を語ることで冷笑されたとしても、信じてくれるわずかな人を身の回りにセットする」
【No.20】大きな夢を語ることで冷笑されたとしても、信じてくれるわずかな人を身の回りにセットする『出版への道のりシリーズ』
<ドラマで見たことのある「フッ」と馬鹿にされたシニカル・スマイル>
ちょうど糸井さんにお会いする少し前だったと思います。
まだ子育て本へとシフトする前に、親しい仲間たちと東京で食事する機会がありました。
それぞれ近況報告をします。
私も
「出版をずっと目指しているけど、なかなか難しい。でも頑張っています」
というような出版のヴィジョン夢を語った時、目を疑うような出来事が起きました。
なんと私の発言の後、いわゆる馬鹿にした笑いで、目も見ずに「ふっ」と冷笑する人がいるではありませんか!
「何言ってんだ、この人。無理に決まってるだろ」の感じで。
なにこれ!ドラマや映画で見るやつやん!
「難しいんじゃないの〜?」と心で思う人は多かったと思います。
それは別にいいのですが、そんな露骨に人の夢を馬鹿にする人がいるんだと驚きました。
<笑われるよりはリスクを取らない方がまし!?>
しかもその人とは、長年時間をかけてかなりお世話してきたと言っても言い過ぎではない人です。
だからこそ、驚きも衝撃も数倍跳ね上がります。
夢を語るということは、そのような恥ずかしさや嫌な思いをすることだってあるのです。
そんなふうに思われたくないなら大きな夢は語らない方がいいのです。
身近な人であればあるほど、あなたのことをよく知っている人ほど、あなたの夢を無理だと言ったり、あるときは笑われたりもするのです。
だって、1回か2回しか会ったことのない人は、夢が無謀かどうか判断できませんから笑いようもないのです。
そういった意味で、日本人って夢を語るのが苦手ですよね。
失敗するリスクより、笑われない無難を選びがちなのです。
だから覚えておいてください。
あなたの夢がもし誰にも笑われないようなものなら、「普通にできるんじゃないの?」と思われる大それた大きな夢でないかもしれません。
無謀に思われ、笑われて、心配されるくらいがちょうどいいのです。
もうその時点で、普通の人をやめています。かなりぶっ飛んでます。(笑)
何か大きなことに到達する人は、普通の感覚では心が持ちません。
「よーしよしよし、笑われ始めてきた。これで、ようやく普通の人じゃなくなってきたな」
と自分を褒めるくらいでいいのです。(笑)
<ドリーム・プロバイダー>
人の夢を笑う人とは深い付き合いはしません。その感覚に巻き込まれたくないからです。
引き下げられないためにも、距離を置くべきです。
私は、その人の夢を笑うドリーム・キラーとの遭遇を機に、
私自身「ドリーム・プロバイダー」として、どんなに大きな夢でもそれを応援し、サポートする人間になりたいと思うようになりました。
(「ドリーム・キラー」「ドリーム・プロバイダー」は著書にも登場)
日本のキリスト教会って、あまりぶっ飛んでいる人がいないと思います。
すごく目立っていることをやっている人があまりいません。
商業出版しようとする牧師もほとんどいませんし、芸能界に攻めていこうとする人もいませんし、大きな夢を掲げて、果敢に挑戦する人が少ないような気がします。
「自分はできるわけがない」と過小評価しているとしたら、あまりにも「普通」という枠の中だけで生きていて、周りに挑戦する人がいない環境の可能性大です。
たまに違った環境に身を置いて、大きな夢にチャレンジしている人の生の声を聞いてみてください。
<身近に夢を信じてくれる人を置く>
笑う人が実際にいて驚いた話をしてきましたが、逆に私が出版すると宣言して以来、ずっと変わらず信じてくれていた人がいます。
そういう人は、はっきりわかります。
共通点は、私があまり出版について語らなくなった心が折れかかった時でも「出版どうなった?何かできることある?」と聞いてくれます。
「後藤先生、出版は無理かな〜」と思っている人とは、だんだん聞いて来ないようになります。そっとしてあげとこう、みたいな。(笑)
その人とはしっかり心で結ばれてますし、ずっと信頼のできる”友”と呼べます。
ちなみに私の師匠の松尾先生は、私が出版できることを「信じていた」レベルではありません。
「そんなの当たり前だよ、何言ってんの」レベルです。(笑)
もうこうなると頼もしいですよね。こういう人を身近にセットしておくべきです。
(続く)
【No.21】